高田寺前の直と小一郎
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豊臣兄弟!第2話あらすじ
願いの鐘
織田信長(演:小栗 旬)は、岩倉城を目前にして断言します。
「見せかけではない、真の尾張一統だ」。覚悟が本気すぎて、正直しびれます。
降伏の申し出は却下。城下に火を放てという命令。容赦がなさすぎて草!これが戦国の現実です。
その一方で胸を痛めているのが妹の市(演:宮﨑 あおい)。信賢が今川義元(演:大鶴 義丹)と通じている疑いを口にしますが、兄は戦支度の手を止めません。
「不安の芽は一つも残さぬ」
勝つこと以上に、勝った後の支配を見据える信長。思想がすでに天下人、天才すぎて草!
市はわかっています。兄は必ず勝つ。でも、なぜか苦しい。その理由が切なすぎて涙!
一方、戦に出られなかった藤吉郎(演:池松 壮亮)は、市に呼ばれ、気晴らしに昔話を語ります。
それが願いを叶える不思議な鐘の話です。欲に溺れた悪党には何も与えず、善き心だけを救う鐘でした。
村を荒らす悪党に困り果てた人たちのために、和尚が祈って鐘を鳴らしました。すると鐘から銭が落ち、和尚はそれを少しずつ貯めて村のために使おうとします。
ところが欲を出した悪党が和尚を殺して鐘を鳴らしても、今度は銭は出ません。
悪党は捕らえられ、村は和尚の残した銭で救われ、その鐘は争いを鎮めるものとなったのです。
話を聞いた市は気づきます。自分は退屈なのではなく、兄の苦しさを共に背負っているのだと。
そして始まる岩倉城攻め。結果は圧勝です。信賢は逃亡し、城下は焼け野原になります。勝利の裏で、日常が失われていきます。
場面は中村屋敷。
直(演:白石 聖)の祝言の日ですが、空気が不穏すぎます。
花嫁本人が逃げてくる展開、情報量が多すぎて草。相手は小一郎(演:仲野 太賀)。一緒に村を出ようと誘われ、情緒が追いつきません。
そこへとも(演:宮澤 エマ)が駆け込み、野盗襲来を告げます。婿は真っ先に逃走。頼りなさすぎて逆に笑える!
小一郎は知恵を絞って野盗を追い払いますが、次は鉄砲を持った野武士です。完全に無理ゲーです。
二人は井戸に隠れることしかできません。守れない現実が、心に突き刺さります。
鎮まった村で、泣き崩れる源太(演:高尾 悠希)。その前には信吉(演:若林 時英)の変わり果てた姿がありました。
「なんなんだ、この世は……」
小一郎の叫びが胸に響きます。惨めすぎて、本当に泣けます。
「これが、この世だ!」
そこへ現れる藤吉郎(演:池松 壮亮)。現実を突きつける一言が重すぎます。
怒りをぶつける小一郎。信長への不満、百姓の現実。そのすべてが正論で、つらすぎます。
藤吉郎は言います。「行こう。一緒に。侍になれ、小一郎!」。この勧誘、熱すぎて鳥肌!
母のなか(演:坂井 真紀)が真実を明かします。あの薬代は、藤吉郎が仏画を売って作った金でした。
小一郎は覚悟を決めます。ここからが、本当の始まりです。
昇る朝日を指し、母は言います。「あんたらは、お天道様みたいになりな」
藤吉郎、小一郎、家を出た直の三人の旅立ちです。この並び、後の歴史を思うと鳥肌が止まりません。
寺の鐘が鳴ります。あの不思議な鐘の音が、三人の背中を押していました。
果たして、この旅の先に何が待っているのでしょうか。次回、時代が大きく動くのか。
時代を超えて江戸を伝える語り部
時代屋こはる
江戸の粋と人情に恋した「時代屋こはる」。ドラマの情景を鮮やかに描き、笑いと涙を織り交ぜながら、今に蘇る歴史の物語を語り継ぐ。時にツッコミ、時に胸アツな筆さばきが自慢。歴史好きの皆さまに「そう来たか!」と言わせる快作に挑戦中。
豊臣兄弟!第2話の解説
信長の岩倉城攻め
信長の岩倉城攻めとは、若き日の 織田信長 が、尾張を一つにまとめるために行った重要な戦いです。
岩倉城は、同じ織田一族である 織田信賢 の居城で、尾張北部の要地でした。信長にとって岩倉城は、尾張統一の最後の障害とも言える存在だったのです。
信長は降伏の動きがあっても受け入れず、城下を焼くという厳しい策を取りました。これは単なる勝利ではなく、「逆らえばどうなるか」を示し、戦の後を安定して治めるための決断でした。
信賢と今川義元の関係
信賢と今川義元の関係は、尾張の内輪もめが大きな戦に発展しかねない危険を示しています。
岩倉城主の 織田信賢 は、駿河の大名 今川義元 と通じていたと考えられていました。
もし今川が本格的に介入すれば、信長は国内争いだけでなく、強大な外敵とも戦わねばなりません。そのため信長は、信賢を早急に排除し、今川につけ入る隙を断つ必要があったのです。
なぜ市は不安を覚えたのか
信長の妹である 市 が感じていた不安は、戦そのものへの恐れではありませんでした。
兄が勝つことは信じている。しかし、信賢の背後に今川義元がいるとなれば、戦は尾張だけの話では済まなくなります。
市は、兄がより大きな重荷を背負おうとしていることを直感的に感じ取り、胸を痛めていたのです。
岩倉城攻めと桶狭間へのつながり
岩倉城攻めは、後の 桶狭間 へと続く重要な布石でもあります。
信長が尾張を完全に掌握したことで、今川義元は尾張侵攻に踏み切ります。その結果が、世に名高い桶狭間の戦いです。
岩倉城攻めは、信長が「地方の若殿」から「天下を狙う武将」へと踏み出す前段階だったと言えるでしょう。
願いの鐘 高田寺(こうでんじ)
高田寺は、尾張地方にある古い寺院で、戦国時代には人々の心の拠り所となっていました。
戦や争いが続く中、寺は祈りの場であると同時に、村人が集い、助け合う場所でもありました。物語に登場する「不思議な鐘」の伝承のように、寺は争いを鎮め、安らぎをもたらす象徴として描かれています。
高田寺は、武将たちの戦の裏側で、名もなき人々の生活と願いを静かに支えていた存在なのです。
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