※本ページにはプロモーションが含まれています。

豊臣兄弟!~二匹の猿~豊臣兄弟!~二匹の猿~

豊臣兄弟!第1話あらすじ

二匹の猿

1559年、尾張・中村屋敷。
百姓同士の種籾トラブルを、双方ニッコリの落としどころに導く男がいました。
小一郎(演:仲野 太賀)。
みんなが幸せになるんが一番!」とか言い出す時点で、人間できすぎてて草。

幼なじみの(演:白石 聖)との賭けにも勝ち、銭一枚をちゃっかり獲得。この抜け目なさ、嫌いじゃない。

村に戦の知らせが届くと、百姓たちは「待ってました!」と色めき立ちます。
だが小一郎だけは動かない。「盗み目当ての戦は御免…」正論すぎて逆に浮く男です。

家に戻れば、姉のとも(演:宮澤 エマ)が容赦なく一喝。
甘えるな、銭を稼げ!」。姉、現実主義すぎて泣いた。

兄の藤吉郎(演:池松 壮亮)は、8年前に盗みで失踪。墓まで作られたのに、本人はどこ吹く風。この時点で只者じゃないオーラがダダ漏れ。

奉公先を求めて訪ねた坂井喜左衛門(演:大倉 孝二)の屋敷で事件勃発。野盗がをさらおうとした瞬間、
小一郎の口から大嘘が炸裂!「その娘は清須の殿様に見初められておる!
咄嗟の機転、天才すぎて草。

そこに現れた甲冑武者。
名乗りを上げたのは、織田家の足軽大将・木下藤吉郎(演:池松 壮亮)。
……兄じゃん!8年ぶりの再会、ドラマすぎて胸が熱い。

藤吉郎は織田信長(演:小栗 旬)に仕えているという。
身分に縛られぬ主君、清須城、そして未来——小一郎の心が揺れないわけがない。

 

清須での道普請。
信長はうつけじゃ、道を整えれば敵も来やすい」と口にした瞬間、殴られる小一郎。
その男こそ、信長本人。うつけ発言、命知らずすぎる。

だが、夜の土砂崩れで状況一変。
小一郎は人の得意を見抜き、即席チームを編成。一晩で道を完成させます。翌朝、信長から直々に「見事であった」と声をかけられます。

だが平穏は続きません。藤吉郎に柴田勝家(演:山口 馬木也)邸の盗み疑惑……
冤罪を晴らすため、兄弟は知略戦へ。

目を付けたのは丹羽長秀(演:池田 鉄洋)の屋敷。

月のない夜、小一郎と藤吉郎、清須城の厠で張り込み。
静かな語らいの中、藤吉郎の野望が明かされる——みんなに飯を食わせたい、好かれたい
この欲望、純度が高すぎて、心に刺さる。

そこへ刺客が現れます。
挟み撃ちの最中、一瞬の迷いもなく斬る藤吉郎。返り血を浴びた兄の姿に、小一郎は凍りつきます。
男の懐からは信長暗殺を示す書状。

しかし、大手柄に浮かぶとウッキチロラに褒美はなし!すべては既に信長の掌の上。

そして、小一郎の手は、震えが止まらない。「怖かったのは…兄者じゃ

そう言い残し、背を向けて歩き出す弟。果たして、この兄弟の道は再び交わるのか?


時代を超えて江戸を伝える語り部
時代屋こはる
江戸の粋と人情に恋した「時代屋こはる」。ドラマの情景を鮮やかに描き、笑いと涙を織り交ぜながら、今に蘇る歴史の物語を語り継ぐ。時にツッコミ、時に胸アツな筆さばきが自慢。歴史好きの皆さまに「そう来たか!」と言わせる快作に挑戦中。

豊臣兄弟!第1話 解説

藤吉郎と小一郎 ― 史実は?

藤吉郎と小一郎は、後に天下人となる兄 豊臣秀吉 と、その右腕として活躍した弟 豊臣秀長 の若い頃の名前です。

兄の藤吉郎(後の秀吉)は、農民の出身とされ、身分の低い足軽から身を起こしました。
一方、弟の小一郎(後の秀長)は、兄を支えながら実務や調整役を担い、冷静で堅実な人物だったと伝えられています。

史実において特に重要なのは、二人が「主従」ではなく、血を分けた兄弟として行動を共にしていた点です。
秀吉が大胆な発想と行動力で道を切り開く一方、小一郎は裏方として軍事・内政の両面で支え続けました。

そのため歴史上では、
「秀吉が表で輝けたのは、秀長という弟の存在があったからだ」
と評価されることも少なくありません。

藤吉郎と小一郎は、戦国時代では珍しいほど強い信頼関係で結ばれた兄弟であり、二人で一つの“天下人”だったと言っても過言ではないのです。

秀長が長生きしていたら、歴史は変わったのか

弟の 豊臣秀長 は、兄 豊臣秀吉 を支え続けた、豊臣政権の要とも言える存在でした。
秀長は調整力と現実的な判断力に優れ、家臣や大名との関係を円滑に保つ役割を担っていました。

秀長は1591年に亡くなりますが、その後の秀吉は次第に強引な政治や感情的な判断を重ねていきます。
そのため歴史研究の中では、
「もし秀長が生きていれば、豊臣政権はより安定し、関ヶ原の戦いも起きなかったかもしれない」と考える人も少なくありません。

もちろん断定はできませんが、秀長の存在が秀吉の“歯止め”になっていた可能性は高く、彼の早すぎる死が、豊臣家衰退の一因になったと見る説は有力です。

ドラマと史実の違い

ドラマでは、藤吉郎と小一郎の若い頃が、感情豊かに、時に劇的に描かれています。
貧しさや苦悩、兄弟の衝突が強調されるのは、物語として分かりやすくするための演出です。

一方、史実では二人の細かな会話や心情までは分かっていません。
ただし、兄弟が長年にわたって行動を共にし、深い信頼関係で結ばれていたことは史料からも確かです。

ドラマは史実を土台にしながら、「もし若き日にこういう思いがあったとしたら」という想像を加えて描いています。

史実を知った上でドラマを見ると、兄の大胆さと、弟の堅実さという対比がより鮮明になり、物語を一層深く楽しむことができるでしょう。