石山寺1日観光コースでは、石山寺を中心に紫式部ゆかりの地や観光スポットを巡り、大河ドラマ『光る君へ』の世界も体験することができます。
1日で効率よく観光するためのルートを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
石山寺の「源氏の間」で執筆を始めたとされる紫式部は、神秘的な琵琶湖の十五夜を見てインスピレーションを得たと言われています。
石山寺はもちろんのこと、周辺も見所たくさんで、歴史と文化に触れる充実の旅が待っています。
おすすめの石山寺1日観光コース
©︎石山寺
>>2024年 夏季 石山寺と紫式部展「紫式部と光る君の物語」7/6〜8/25
石山寺午前中のルート
石山寺で1日観光を楽しむために、まず午前中のルートについてご紹介します。
石山駅からバスまたはタクシーで石山寺まで移動します。徒歩の場合、近江鉄道バスやタクシーを利用すればスムーズです。
石山寺に到着後、まずは石山寺の本堂を訪れましょう。
ここには西国三十三所観音霊場の一つとして有名な観音像があり、大変神聖な雰囲気が漂います。
次に、紫式部と源氏物語の舞台ともなった源氏の間を見学します。
その後、石山寺の多宝塔へ足を延ばしてみてください。
多宝塔は美しい建築で、その風情に圧倒されます。
午前中の観光を締めくくるためには、境内を歩きながら、美しい風景と静かな環境を楽しむのがおすすめです。
これで紫式部の足跡を感じながらの観光がスタートできます。
石山寺(源氏苑)・紫式部像
石山寺午後のルート
ランチを取った後は、午後の観光ルートに移ります。
石山寺周辺のランチには、うなぎ、近江牛、しじみ飯、蕎麦うどんがあります(後述:最下段参)。
まずは光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館を訪れてみてください。
ここでは、大河ドラマ『光る君へ』の撮影で使用された衣装や小道具、撮影裏話といった展示があり、大河ドラマの雰囲気を満喫できます。
その後、大津市歴史博物館へ移動します。
ここでは源氏物語や紫式部に関する詳しい展示があり、十二単を着付けてもらう体験も楽しめます。
次に、紫式部の父・藤原為時が出家した三井寺を訪ね、平安時代の神社仏閣の雰囲気を感じることができます。
午後のルートの最後には、明王院を訪れます。
最後に、再び石山寺周辺を散策しながら、見逃していた場所や風景を楽しんで1日の観光を締めくくります。
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石山寺の見どころ
石山寺駅から石山寺まで
石山寺にアクセスするには、まず石山寺駅で降りるのが便利です。
石山寺駅から石山寺までの道中は徒歩約15分で、日本の風景を楽しみながらゆっくりと参道を進むことができます。
道中には地元のお土産屋さんや飲食店が並び、観光気分を一層盛り上げてくれます。
【石山寺】
滋賀県大津市石山寺1-1-1
8:00〜16:30(入山は16:00まで)
入山料:600円(2024.7.14現在)
石山寺は西国三十三所観音霊場
石山寺は西国三十三所観音霊場の第十三番札所として名高い場所です。
観音霊場を巡る旅の一環として訪れる人々も多く、霊場巡りの際にはここでゆっくりと心を癒すことができます。
境内には観音堂や様々な仏像が立ち並び、信仰心を感じられる場所です。
石山寺の本堂
石山寺の本堂は、重要文化財に指定されている歴史的建造物です。
平安時代の面影を今に伝えるその姿は、訪れる人々に深い感動を与えます。
本堂内部には、多くの仏像や美しい装飾が施されており、神聖な空間で心を落ち着けて参拝することができます。
石山寺の多宝塔
石山寺の多宝塔もまた、見逃せない名所の一つです。
平安時代に建立されたこの多宝塔は、美しい朱色の外観が特徴で、絶景の撮影スポットとしても人気があります。
塔の中には重要な宗教遺物が保管されており、歴史と文化の深さを感じることができます。
紫式部と源氏物語
石山寺は、紫式部が『源氏物語』を執筆した場所としても有名です。
寺内には源氏の間と呼ばれる部屋があり、ここで琵琶湖の十五夜を見ながら執筆を始めたとされています。
紫式部ゆかりの地として、石山寺を訪れることで『源氏物語』の世界に触れることができます。
石山寺の駐車場とアクセス方法
石山寺へ車で訪れる際には、専用の駐車場(有料)が利用できます。
駐車場は境内近くにあり、便利なアクセスが可能です。
また、公共交通機関を利用する場合は、石山駅から京阪電車に乗って石山寺駅で下車し、そこから徒歩でアクセスできます。
石山寺周辺の見どころ5選
①石山寺観光案内所
石山寺観光案内所は、石山寺の魅力を最大限に楽しむためには欠かせないスポットです。
ここで地図やパンフレットを手に入れることはもちろん、地元のスタッフが観光情報やおすすめの観光ルートを教えてくれます。
石山寺の歴史や見どころを理解する助けにもなりますので、最初に立ち寄ることをおすすめします。
②光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館
光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館は、大河ドラマ『光る君へ』の世界を体験できる施設です。
ドラマで使用された衣装や小道具、撮影現場の裏話などが展示されており、紫式部や源氏物語の世界に浸ることができます。
また、源氏物語をテーマにした「源氏物語 恋するもののあはれ展」も同時に開催されており、平安時代の文化や和歌に触れることができます。
③明王院
明王院は、石山寺の境内にある重要な寺院の一つです。
ここには、仏教の護法神である不動明王が祀られており、その迫力ある姿は訪れる人々を圧倒します。
歴史と伝統の中に身を置き、心洗われるひとときを過ごしてみてください。
静かな環境の中で瞑想したり、仏像を鑑賞したりするのも良いでしょう。
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④大津市歴史博物館
大津市歴史博物館では、滋賀県大津市の歴史や文化を学ぶことができます。
特に紫式部や源氏物語に関する展示が充実しており、石山寺との関連性を深く理解することができます。
また、平安時代の文化に触れられる体験イベントも開催されており、十二単の試着体験も楽しむことができます。
家族連れや歴史好きな方には特におすすめです。
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⑤紫式部の父・藤原為時が出家した三井寺
紫式部の父、藤原為時が出家したとされる三井寺(園城寺)は、石山寺から車で約15分ほどの場所にあります。
この寺院は、西国三十三所観音霊場の一つでもあり、歴史的な価値が高い場所です。
壮大な伽藍や美しい庭園は、訪れる者を魅了します。
藤原為時がどのようにこの寺で過ごしたのかを想像しながら、ゆっくりと散策してみてください。
石山寺周辺のおすすめランチ
うなぎ
石山寺の観光で欠かせないのは、美味しい料理を堪能することです。
特にうなぎは、訪れた際に是非味わっていただきたい一品です。
滋賀県大津市の名物料理として、ふっくらとしたうなぎを炭火で焼き上げることで、生まれる絶妙な香ばしさと柔らかい口当たりが特徴です。
石山寺1日観光コースの合間に訪れると、旅の疲れを一瞬で吹き飛ばしてくれます。
近江牛(おうみぎゅう)
高級感あるランチを楽しみたい方には 近江牛がおすすめです。
近江牛は日本三大和牛の一つとして有名で、そのしっとりとした脂と柔らかい肉質が自慢です。
石山寺界隈のレストランでは、ステーキやすき焼きなど多様なスタイルで楽しむことができます。
しじみ飯
石山寺の観光ルートには、滋賀の郷土料理も外せません。
特におすすめなのがしじみ飯で、琵琶湖産のしじみを贅沢に使用したこのご飯は、栄養満点でお腹も大満足。
石山寺から少し足を伸ばして、自然豊かな滋賀県の味覚を堪能してください。
蕎麦とうどん
軽めのランチが良いという方には、蕎麦とうどんがぴったりです。
石山寺周辺には、美味しい手打ち蕎麦やうどんを提供する老舗店が点在しています。
さっぱりとした味わいの蕎麦や、つるっとした喉越しのうどんは、石山寺の散策後の腹ごしらえに最適です。
特に、地元の素材を使用した出汁が効いたつゆが絶品で、多くの観光客から愛されています。
石山寺1日観光コース[まとめ]
石山寺1日観光コースはいかがでしたでしょうか。
紫式部が『源氏物語』を執筆した地として有名な石山寺は、歴史と自然が調和する観光スポットです。
この観光コースでは、石山寺の本堂や多宝塔、西国三十三所観音霊場などを巡り、豊かな歴史に触れることができます。
また、「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」や大津市歴史博物館などの周辺施設も訪れることで、より一層深い体験が得られるでしょう。
さらに、石山寺周辺には美味しいランチスポットも多く、滋賀の名物であるうなぎや近江牛、しじみ飯などを楽しむことができます。
滋賀県大津市の魅力を存分に感じてくださいね。